繁栄するココナッツクリークの企業、過去の失敗を教訓に
2005年11月28日
ロビン A. フリードマン 特派員
ウィル・フレミング氏は MotionPoint Corp. を共同設立して2年たったころ、驚くべきことに気がついた。彼はビジネスを間違えていたのである。 顧客の関心は、同社が当時販売していた多言語の「バーチャル製品カタログ」だけにあったわけではなかった。 顧客の関心はむしろ、MotionPoint のウェブサイト技術と言語を結びつける能力そのものにあったのだ。
そこで、ウェブサイトを他の言語に翻訳するという新しいラインに移行した。以来、同社の顧客数は毎年3倍の伸びを続けている。
「そうです。ビジネスを間違えていました」と同社社長兼CEOのフレミング氏。 「しかし、あのビジネスをしていなかったら、このビジネスチャンスが見えませんでしたし、同じソリューションでのアプローチもできなかったと思います」
もともとの創設は2000年。以来、大手や中堅企業にウェブサイトの翻訳サービスを提供している。 同社は「TransMotion」という技術を活用している。これはプロの翻訳者の手翻訳と独自に開発したソフトウェアを組み合わせるもので、これにより、通常ウェブサイト翻訳に必要な、複雑かつ長時間で経費のかかるIT作業が不要になる。
MotionPoint の技術では、顧客が英語とスペイン語など第二ヶ国語のウェブサイトを2種類共有する必要がなくなる。 「多くの人がスペイン語サイトをお望みですが、並行サイトの構築や管理を望んでいるわけではありません」とフレミング氏。 企業は、第二のサイトの必要とする代わりに、現在のサイトにスペイン語のサイト(あるいはその他の言語サイト)をリンクとして挿入することが可能になった。 英語版に変更があった場合は、連動している言語版も同期され、テキスト、グラフィックス、リンクなどが自動的にアップデートされる。
フレミング氏によると、他言語版サイトは90日以内で完成するという。
法律事務所のガンスター・ヨークリー&スチュワートPA は MotionPoint の数年来の顧客です、と同事務所ウェストパームビーチ・オフィスの株主のデービッド・G. ベイツ氏。 「当事務所には、多くの大切なヒスパニック系のお客様がおられます。ウェブサイト上でも、英語圏のお客様と同様のメリットを受け取っていただきたいのです」とベイツ氏。 「スペイン語コミュニティーの需要喚起も期待しています」
同事務所のウェブサイトのホームページには、スペイン語圏のビジター向けに「スペイン語」 へのリンクが設けられている。 わずか3週間で出来上がったこのサイトから、すでに新しいお客様からの問合せたあった、とベイツ氏。
需要の大部分は英語やスペイン語だが、フランス語、中国語など12ヶ国語以上の顧客サイトに携わっている、とフレミング氏。 アラビア語のサイトも作成中である。
最初は、顧客に購入してもらえる商品を見つけることがチャレンジであったが、今は人材の確保がチャレンジであると、フレミング氏。 「いつも優秀な人材を探しています。有能な人材の確保は企業にとって、非常に重要なことだと思います」
自らが認めるように、創設時にはマーケットの読み違いがあったが、この間違いなくして今のすき間的市場を見つけることは難しかったであろう。 「最大の強みは、最大の弱みにつながっていることが往々にしてあるものですね」とフレミング氏。 「それは確かに間違ったビジネスからの大きな挑戦でした。しかし同時に最大のチャンスでもあったのです」 |